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一言でいえば好青年。最初にお会いした施主の印象である。設計にあたり、初めてフレンチレストランを開業する思いの詰まった「動機書」をいただいた。
人口7万人程、徳島県南東部に位置する阿南市は紀伊水道と太平洋に面し新鮮な海産物、肥沃な土地から採れる野菜やジビエと、おいしい食材には事欠かない土地柄。
この場所で地域の食材だけを用い、東京やフランスで修業したその技を生かした今までにない本格フレンチのお店をつくるという計画である。
それだけで素晴らしいレストランになるが、私たちは田畑や水田に囲まれた環境を阻害することない、ひっそりと印象的な形の屋根がかかる山小屋のような建物を提案した。
その際お願いしたことは、敷地を横断するように元々あったジブリの映画に描かれそうな可愛らしい丸石積みの段差をそのまま残すこと、掘削で出る畑の土を処分するのは
忍びないので正面のアプローチに1m程度の高さに山積みにしてハーブや草花を植え、ゲストに楽しんでいただける場を造りたいということであった。
そしてその緑の小山を「くるわ」と名付けた。
 
所在地:徳島県阿南市
構造規模:木造平屋建
延床面積:90㎡
竣工年月:2018年9月竣工