引き続き、犬島の家プロジェクトです。ベネッセにより敷地取得から復元までされた民家と現代アートの融合です。犬島の家プロジェクトは主に妹島和世さんと柳幸典さんの作品で構成されていました。この中では最後に見たI邸が印象的です。
-F邸 山の神と電飾ヒノマルと両翼の鏡の坪庭- 
妹島和世さん設計で柳幸典さんのインスタレーションが内部に展示されています。雲形の内部はアルミ板貼りになっていました。

-S邸 蜘蛛の網の庭-
蜘蛛の巣がレース模様で張り巡らされています。13本の矢、ほころび、1ドル札の柄、全てが環境、経済の崩壊などが多元的に表現されています。

-中の谷東屋-
声を出すとアルミの屋根との間でこだまのように反響します。妹島和世さんのラビットチェアも島のいたるところにありました。

-I邸 眼のある花畑-
内外の映像による作品です。瞳にうつる歴史的悲劇、瞳にうつる屋外に広がる花畑。そこに鑑賞者自身を映し出します。季節の花を植えるようにこまめに手入れされているようです。