予想外の梅雨入りに大慌てです。色々と現場も予定をたてにくいところ、、、何とか被災地にとっても今年は空梅雨になってくれないかと思います。
現場の合間、スタッフと瀬戸内の島巡りに出かけました。2010瀬戸内国際芸術祭も開かれ待ち時間も出るなど大変な賑わいでしたが今は震災の影響もあって外国人観光客も少ないようです。
初日は犬島に向かいました。ここでは三分一博志さんの精錬所を中心にいくつかの作品を見て回りました。書ききれないほどの出来事がありましたが地元の方を中心にスタッフの笑顔と親切さ、島の持つおおらかさと作品のドラスティックなまでのメッセージに非日常性を感じます。いずれ自然へと帰っていくのを拒まないかのような儚いながらも往々しい姿に感動。
精錬所へのアプローチ。こわれかけた煉瓦の煙突が忘れ得ぬ過去のさまざまな情景を伝えると同時に期待感が高まります。

精錬所入口のサイン。ユニティデザインとしてさびが使われています。

地面には一面コークス、壁面は焼成煉瓦、過去の精錬所跡です。

地元のたこを使った絶品たこ飯。

周囲約4キロほどの島の時間がゆったりとしているのはスタッフの皆さんの雰囲気も影響していそうです。

小さい島とは思えないほど深い森がありその合間に淵がありました。絶景です。

シンボリックな姿が神々しく過去の反映した時代を伝えてくれます。

人為的には決してつくれぬ美、ゆったりと自然へと帰っていくなんともラピュタの世界でした。