昨日、JIA近畿支部住宅部会主催の写真家、村野敦子さんの講演会に行きました。
村野さんの祖父は93歳で亡くなるまで現役を貫かれた建築家、村野藤吾氏です。
講演会の内容は藤吾氏との家族としてのふれあいから作品に対する想いまで、多岐にわたる興味
深いお話と本業であるファインダーを通してのスライドです。
特に建築写真家ではない敦子さんの撮る村野建築は人間の視野角にこだわったもので、その空気感が空間におらずとも伝わってくる素晴らしいものでした。
当日は敦子さんが著された「ある日の村野藤吾」が販売されていたので購入しました。その中で印象的だったのは藤吾氏からの手紙で「良い女性になること」、「必要な事は何でもいってください」という一文です。
建築に対するストイックなまでの繊細な作品性とは相反する暖かい言葉に思わず。。。

最後にサインをいただきました。